複雑系手法による界面現象の解明
Interface Physics by Meso-scale Discrete Model

 
  従来からの連続体ベースの流体解析法(CFD)に加えて、近年注目されている複雑系の手法のうち、流体解析ツールとして開発された格子ボルツマン法を用いて、多相流の界面での熱・物質移動、さらに界面での生成物の形成や破壊などにチャレンジしようとしています。速度変化による減圧で発生するキャビテーションや渦熱による沸騰現象を対象として、その工学的応用のための物理特性を解明するツールを構築しようと考えています。
下の図は気体と液体の相変化の様子です. 計算領域は50x50で周期境界条件です.  この図をクリックすると動画像(AVI,55KB)を見ることができます. だんだん黒い水玉(液相)が作られてきます.

movie 55KB

メンバー:鄭 魯澤(D3)