ノズルからの液滴放出シミュレーション
Pinch-off Simulation

 
     海洋に液化二酸化炭素を隔離する際に、初期液滴径はその溶解・拡散範囲に大きな影響を与えます。この初期液滴径はノズルの形状によるため、この設計は重要な問題となります。そこで、基礎研究として外部からの流れなし、低Reynolds数での液滴生成・上昇のシミュレーションを行いました。その結果ノズル面で表面張力が大きく働き、その付近で複雑な速度場が生じること、また、上昇している液滴は上下に強く振動する様子が観察されます。
以下の図はReynolds数444、Froude数0.13、Weber数0.38という条件下での計算結果です。等高線は静水圧を抜いた圧力を示しています。
Computational Results about a Rising Droplet.
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メンバー:鄭 魯澤(D3)