二酸化炭素の放出点付近における小スケール拡散に関する研究
Small-Scale Diffusion near Injection Point
of CO2
地球温暖化ガスであるCO2の海洋隔離、特に中層放流法によるものはコスト・安全性から大きな期待があると言われています。本研究室では深海中でのCO2液滴の挙動、およびその周辺生物への影響などを予測するために、CO2の放出点付近数m〜数百m程度の局所的な海洋スケールにおける拡散モデルを海洋実験およびCFDを組み合わせて構築しています。このモデルにより、その周辺生物におよぼす急性影響を定量的に予測し、中層放流法の効果を検討します。 将来的にはこの拡散モデルを全球モデルに組み込み、地球温暖化対策技術としての海洋隔離の有効性を全地球的な視野から提案することを目指しています。
平林 紳一郎 (D2)
Position of mooring system of measurement device on the latitudinal cross-section of bathymetry at 131˚ 52' 40″ E.
Motion
of vorticity tensor (W33)
[s-2]
Time
change of diapycnal diffusvity
Picture
of field measurement