QICSプロジェクトqics project
QICSプロジェクトHP和訳抜粋
1. QICSプロジェクト概要
1-1. QICSプロジェクトとは
1-2.
プロジェクト概要
1-3.
プロジェクトの目的と最終目標
2. 科学的概要
2-1.
CO2の貯留層から海底または地表への移動(ワークパッケージ1)
2-2.
CO2漏出の影響予測及びモデリング(ワークパッケージ2)
2-3.
CO2漏出による海洋地球化学サイクルへの影響(ワークパッケージ3)
2-4.
CO2による海洋生態系に対する影響(ワークパッケージ4)
2-5.
CO2漏出のモニタリング(ワークパッケージ5)
2-6.
海底のCO2流動の予測・緩和(ワークパッケージ6)
3.
CO2漏出実験
4.
国際共同研究
1-1. QICSプロジェクトとは
CO2放出の動画
QICSは、英国自然環境調査局からの資金及びスコットランド政府からの支援で実施している科学研究プロジェクトです。本プロジェクトの目的は、二酸化炭素回収貯留(CCS)システムで起こり得る漏出に対する英国の海洋環境の感受性について理解を深めることです。CCSは、発電によるCO2排出を大幅に削減し、気候変動による環境への影響や経済的損失を緩和することができると期待されています。
本プロジェクトは、4年間で漏出の特性と確率(非常に低いと考えられています)の研究、環境影響の可能性の定量化、モニタリング方法の検討、そして影響の予測モデルの設計・改善を実施します。
2010年6月に開始したこのプロジェクトは、将来的なCCS導入における操業やリスク評価の手順の参考となることが期待できます。また、英国の多くの研究機関や大学、リスク管理の専門家などから成る共同事業であり、さらに日本の複数の研究機関から成るコンソーシアムとの共同研究体制も構築してきました。